2012年8月16日木曜日

横着で何が悪い?

高倍率ズームレンズのことを「横着レンズ」と笑う人がいる。

撮影に行くのにたくさんレンズを持っていく人ほど
1本ですんでしまうレンズをそう呼びたがるのだ。

それゆえに高倍率ズームユーザーは
「横着レンズ」を使っているという後ろめたさを感じながら
撮影しているようだ。

けれども僕はそういう風に言われることも苦にならない。
横着レンズ、大いに結構!

小さくて軽い高倍率ズームはフットワークを生かせ
レンズ交換不要ゆえにチャンスに強い。

カメラ1台、高倍率ズーム1本で何でも撮れるのだという気持ちがあれば
結果はついてくる。

あれこれカメラやレンズを持っていく人はイメージが多様で
あのシーンにはこのレンズを使いたいという理想や欲求がそうさせるのだろう。
それはそれでいいが、そのすべてを持っていくにはそれなりに体力が必要だ。

軽快に取材を進めたい僕は
「使わないかもしれない」機材は迷わず置いていく。
1回でも使うチャンスがある機材は持っていく。


機材は機材。


高倍率ズームしか持っていかないのならば
それで撮れるシーンだけを狙う。

単焦点1本しか持っていかないのならば
それで撮れるシーンだけを狙う。

割り切りが大事。



偏見かもしれないが、機材にこだわる人ほど
失敗したときに機材のせいにしているのを幾度も目の当たりにしている。

機材を言い訳にするのは撮り手として一番カッコ悪い。
その瞬間にその機材を選び、シャッターを押したのは誰か。
いわずもがな、である。

自分にとって信頼できない機材ならば、最初から置いていけばいい。



現場であれがあればとかこれがあればとか言っても、
できないものはできないし、ないものはない。
無い物ねだりをしたところで状況は解決しない。
後悔しか残らないことをわざわざ考えるのは不要。
その悔しさを次に生かせばいい。

今何ができるのかを考え、スキルアップにつなげるほうがいい。





今、僕が心がけているのは
いかに機材を小さくまとめ、快適な旅を過ごし、結果を残していけるか。

そういう意味では高倍率ズームという選択肢はありだろう。

まぁ、なんだかんだ長々と熱く語ってしまったのだけど

この前のモンゴル旅のメイン機材はCanon kiss X5と
TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 DiⅡだったというわけですwww


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