2012年8月12日日曜日

ゲル・ステイ

モンゴルに通い続けて15年。
日本の4倍ある土地をくまなく駆け巡ってきた。
1回の取材で2000km移動することはざらだ。

昨年9月には鷹匠取材のためモンゴル最西部へ、
今年6月に行ったときには巨大魚イトウを撮影するために
モンゴル最北部の村へ行ったほどだ。

しかし、今回は小学2年生の娘と一緒に行ったので
大きな移動はしなかった。

ウランバートルから“たった100km”のところにある
トゥブ県ボルノールの遊牧民のゲルでずっとお世話になっていた。

ここはいつも僕のモンゴル取材のアシスタントをしてくれている
モンゴル人のファッション写真家の実家や兄弟のゲルがある。

取材が終わって時間があるときは、
よく遊びに行って馬乳酒を飲んだり、美味しいジャガイモを食べさせてもらっている。

草原だけでなく、川や森、奇岩なども近くにあるし
何より娘と同年代の子が複数いるので今回はここを選んだというわけだ。

娘には非常におあつらえむきな場所だが、
大きな展開がないだけに、僕はここで何を撮影しようかと悩んでいた。

実はタムロン18-270mm F3.5-6.3 Di Ⅱ[B008]のwebギャラリー
「旅の鼓動、写真家の視点」に撮りおろしの新作発表をお願いされていたのだ。
(お願いされたのは、なんと出発の数日前!)

まぁ、とはいえ引き受けた以上、プロとして然るべくイメージをもちつつ、
毎日ゲルから同じ風景を眺めてはシャッターを押して行った。

タムロンのwebでの発表はこれからだが、
その前にちょいちょいブログで裏ネタを交えて書いていこうと思っている。

毎日いくら眺めても草原と空とゲルと家畜という組み合わせ
どうする、おれ

草原でやっちゃいけないことはないと伝えたら
さっそくかまどで火遊びをはじめた娘。

綿毛を飛ばす娘。
しかし、いいボケが得られますね、タムロンさん(笑)



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