2012年8月24日金曜日

師匠に献上!

写真集を作ることも奥付に名前を記入したこともすべて内緒。

アポなしで久々に顔を出した竹内敏信事務所で
師匠にサプライズ献本!

編集者を交えての仕事中でしたが
丁寧に1ページずつ見ていただきました。

そもそもモンゴルへ行くきっかけとなったのが
1997年夏、日本とモンゴルの国交樹立25周年のイベントで
師匠の写真展がウランバートルで開催されたから。

そこで現地写真家と交流を深めたことが
今日に続いているわけです。

初めの頃のモンゴル作品は叱咤激励というよりも
「お前にはこの国は撮れない。やめろ!」というものでした。

その後も取材しては持っていきを繰り返し、
酷評をもらっていたことは今でも覚えています。

しかし、今日は僕の作品説明に耳を傾け
最後の最後までじっくりと見ていただくことができました。

最初に「色が‥‥‥」と僕がいうと
「そんなの関係ない!」と力強い言葉。

作品から本質を見抜こうとする姿勢に
言葉にならないほどの喜びを感じました。

この15年の成長は師匠あってのこと。

こんな弟子ですが
いつもいつも面倒いただき
本当にありがとうございます!





2012年8月22日水曜日

15年間の重み。写真集詳細。

写真集「CHANGE」
カバーイメージ(表裏)

サイズ:(ヨコ)310mm×(タテ)242mm×(厚さ)29mm
ページ:260ページ
掲載写真枚数:253枚
出版部数:限定500部(モンゴル国内販売)
価格:85,000Tg

※日本国内では僕を通してのみ購入可能です。価格は5,000円(税込)です。
 数に限りがありますのでお早めにHP問い合わせフォームより連絡ください。
 
ハードカバーのタイトルには銀をあしらいました!

重量:2kg弱
奥付には500部限定の文字。
楽しみにしていたかた申し訳ございません。
シリアルを入れることができませんでした。

※掲載内容を下記の通り、チラ見せします。

印刷のクオリティは15年前のモンゴルでは考えられないほどに上がりましたが
セピアで統一した色は残念ながら“バラつき”がでてしまいました。

色校がなく、印刷所で輪転機をまわしながらチェックをしたときには大丈夫だった色も
結果としてそうなってしまっています。
ページの左右で極端に色が違うロットもありますが、ビニールで包まれているため
開封するまでどれがどのような色転びをしているのかわかりません。

このあたりが実にモンゴル的です。

昨日までにお申し込みをいただいた方には、
すでにご連絡を差し上げていて、それでもいいとおっしゃっているかた多数です。

もし今、写真集購入に迷われている方は、そこもご承知の上で
問い合わせフォームからお申し込みください。







本日、某所でであったトンボ田中さん
ご予約をいただいていたので、さっそく購入いただきました。
宣伝よろしくお願いいたします。
ご予約いただいた方々、これからひとつずつ梱包作業をして発送しますので
今しばらくお待ちください!

写真集「CHANGE」完成!

15年のモンゴル取材の集成的写真集「CHANGE」完成の報告を受け、
どうにも待ちきれず、モンゴルへとピックアップに行っちゃいました!
帰国は今日の未明2時頃でした。

滞在は移動日を含めてたった3日間だったけど
最高に充実した時間を送ることができました。

その様子を写真付きでご覧ください。

夏限定で就航していたモンゴリアン航空に乗るため
深夜の羽田空港へ。AM3:00出発なんで、だ〜れもいないのよ。
ウランバートル空港へ着くとそのままお世話になっている写真家集団の事務所へ。
箱詰めされた写真集の確認作業。
元、在日モンゴル留学生協会会長を務めていたトガーさんと再会。
Facebookと携帯電話のおかげですね。
懐かしさと驚きを交えながら見てくれました!
ありがとう。
友人写真家・ガンゾリグさん。
もう15年間の付き合いだ。お互い歳とったね〜。
忙しい中、ありがとう!
じっくりと見てくれているのはオチュコさん。
写真集「CHANGE」をどうしても渡したかった人。
彼女の旦那さん・バトゾリグさんはロシア・サンクトペテルブルグ大学で写真を学んだ偉大な写真家でしたが
2001年1月14日、NHK記者らを乗せたヘリコプター墜落事故で他界しました。
彼の写真集「PEOPLE」に使用した作品は
彼の死の直後、モンゴルでネガを預かり、僕が日本の暗室で涙を流しながらプリントしたもの。
彼のようなスナップ写真が撮りたくて、
自然写真を撮る合間にスナップ写真を撮り続けたのかもしれない。
今、モンゴルで彼のような生活が見える写真を撮り、発表する人はほぼいません。
だから、僕がその意志を継いだと自負しています。
バトゾリグさん、オチュコさん、ありがとう!
書店や博物館、美術館に飛び込み営業。
皆、快諾してくれました。
ありがとう〜!
友人のこども。
元気が一番だよ。
ありがとう!
モンゴルの有名写真家・ツァツラルトさん。
彼とも15年の付き合い。
初めて会ったときは彼が37歳だったけど
現在、僕がその歳になっちゃったよ〜。
ありがとう!
在モンゴル日本国大使館にて清水武則特命全権大使とのツーショット。
アポなしで写真集を届けて立ち去った15分後に大使館から連絡をいただき、お会いすることになりました。
初対面でしたが、以前から僕のモンゴルでの活動を知っていたとか。
嬉しいです。林参事官、青山二等書記官。
ありがとうございました!
EagleTVのスフドさん
簡易スタジオで受けるインタビュー。
楽しかったね〜。スフドさん、ありがとう!
9月15日の放送は見られません。ごめん。
飲み友達、デザイナー・バットデルゲルさん。
写真集をひじ置きにしてるし!
いつも、ありがとう。 
手に入れたばかりのOM-D E-M5で盛り上がる二人。
まだまだ知らないことが多いようだ。
オリンパスさん、見てますか〜?
ツァツラルトです。
オリンパスさん、見てますか〜?
写真集「CHANGE」をデザインしたボルドです。
帰国日の朝8時〜TV9の生番組に出演。
キャスターのバイラーさん。
いつもTVで見てました〜。
あっという間の20分でしたね。
ありがとうございました!
この場所、よくTVで見てたところ。
お忍び撮影。
ライト落ちてますので、イメージだけ。
政治家のクランダさん。
Twitterやwebで僕のことを知っていた、日本語ペラペラのかたです。
直接購入したいということで連絡をいただきました。
ありがとうございました!
運転手・バットスフさん。
初期の取材はずっと彼と回っていました。
僕の放浪フォトエッセイ「モンゴリアンチョップ」ですっかり有名になりました。
彼は今一流企業の運転手。
忙しいさなか1分だけ、会って話すことができました。
ありがとう〜!
そんなこんなの3日間。
手荷物200kgという、僕の一人旅史上最大の荷物を抱えて帰国。
オーバーチャージの金額は聞かないでください(笑)
でも、こうしてどの手段よりも早く持ち帰ることができました!
この15年間にお世話になった皆様、本当にありがとう。
心より感謝いたします。

2012年8月18日土曜日

ちょっくら旅に出ます

あ、そうだった。

写真集の出来上がりをハンドキャリーするために
今夜から22日早朝までモンゴルへ行ってきます!

この2ヶ月で3回目です。

では、みなさん、ごきげんよう。

距離こそ、すべて

おととい、高倍率ズームで何が悪いみたいな話をここで書いたら
旅好きな方から共感の声をいただいちゃいました。

みんな旅の荷づくりには苦労しているわけだけど
声に出すことはあまりしないのかもしれませんね。

まぁ、どのレンズを使ったとしても
自分が何を狙いたいのかが伝わらなければ
レンズやカメラ選びなんて意味ないもん。
宝の持ち腐れだよ。

結果があるから、そのレンズやカメラが評価されるわけだし。

僕が写真撮影時にこだわっているのは
光と被写体との距離とシャッタータイミング。

もちろん構図や露出、ピントといったところは
当然のことと考えているから、あえて書く必要はないよね。

カメラを構える以前にさ、
いかに被写体との距離を適切にとれるかが勝負の分かれ目。
撮影の一番の醍醐味じゃない?

お互いに緊張が走る、あのドキドキ感がたまらないのよ。
そこで最高の光とシャッタータイミングでシャッターを押したときの悦びといったらないよね。

だって、写真は撮影ポジションを決めた時点で
結果の8割は決まっちゃうんだもん。そこにこだわらないと!
(↑ここ大事です。テストにだしちゃうよ)

構図や露出は見栄えをよくするための行為であって
そこに依存しすぎるのは危険。

だから、被写体を良く見て足を使うんだよ。
単焦点でもズームでもそのフットワークは変わらない。

単焦点の描写力は確かに魅力的なんだけど、
撮影距離に微妙な違和感をおぼえるときがある。
風景を撮影している人にはよくわかると思う。
この位置、この角度、この高さからでないと見えない場所ってあるのよ。

そんなときにはズームが、かゆいところに届くんだな。

まぁ、最初の話に戻るけど、結局はどんな機材を使っても結果を残せるかどうか。
そのときどれだけBESTを尽くせるかなんです。

と今日も熱く、うざいぐらいに語っておきながら
同じ撮影ポジションから撮った2枚を掲載しちゃうわけですwww

タムロン18-270mm F3.5-6.3 DiⅡ VC PZD
18mm

タムロン18-270mm F3.5-6.3 DiⅡ VC PZD
270mm

高倍率ズームのよくある比較作例(ワイ端とテレ端でズームアップしただけのやつ)とはひと味違う、比較作例のつもり(笑)

2012年8月16日木曜日

横着で何が悪い?

高倍率ズームレンズのことを「横着レンズ」と笑う人がいる。

撮影に行くのにたくさんレンズを持っていく人ほど
1本ですんでしまうレンズをそう呼びたがるのだ。

それゆえに高倍率ズームユーザーは
「横着レンズ」を使っているという後ろめたさを感じながら
撮影しているようだ。

けれども僕はそういう風に言われることも苦にならない。
横着レンズ、大いに結構!

小さくて軽い高倍率ズームはフットワークを生かせ
レンズ交換不要ゆえにチャンスに強い。

カメラ1台、高倍率ズーム1本で何でも撮れるのだという気持ちがあれば
結果はついてくる。

あれこれカメラやレンズを持っていく人はイメージが多様で
あのシーンにはこのレンズを使いたいという理想や欲求がそうさせるのだろう。
それはそれでいいが、そのすべてを持っていくにはそれなりに体力が必要だ。

軽快に取材を進めたい僕は
「使わないかもしれない」機材は迷わず置いていく。
1回でも使うチャンスがある機材は持っていく。


機材は機材。


高倍率ズームしか持っていかないのならば
それで撮れるシーンだけを狙う。

単焦点1本しか持っていかないのならば
それで撮れるシーンだけを狙う。

割り切りが大事。



偏見かもしれないが、機材にこだわる人ほど
失敗したときに機材のせいにしているのを幾度も目の当たりにしている。

機材を言い訳にするのは撮り手として一番カッコ悪い。
その瞬間にその機材を選び、シャッターを押したのは誰か。
いわずもがな、である。

自分にとって信頼できない機材ならば、最初から置いていけばいい。



現場であれがあればとかこれがあればとか言っても、
できないものはできないし、ないものはない。
無い物ねだりをしたところで状況は解決しない。
後悔しか残らないことをわざわざ考えるのは不要。
その悔しさを次に生かせばいい。

今何ができるのかを考え、スキルアップにつなげるほうがいい。





今、僕が心がけているのは
いかに機材を小さくまとめ、快適な旅を過ごし、結果を残していけるか。

そういう意味では高倍率ズームという選択肢はありだろう。

まぁ、なんだかんだ長々と熱く語ってしまったのだけど

この前のモンゴル旅のメイン機材はCanon kiss X5と
TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 DiⅡだったというわけですwww


2012年8月12日日曜日

ゲル・ステイ

モンゴルに通い続けて15年。
日本の4倍ある土地をくまなく駆け巡ってきた。
1回の取材で2000km移動することはざらだ。

昨年9月には鷹匠取材のためモンゴル最西部へ、
今年6月に行ったときには巨大魚イトウを撮影するために
モンゴル最北部の村へ行ったほどだ。

しかし、今回は小学2年生の娘と一緒に行ったので
大きな移動はしなかった。

ウランバートルから“たった100km”のところにある
トゥブ県ボルノールの遊牧民のゲルでずっとお世話になっていた。

ここはいつも僕のモンゴル取材のアシスタントをしてくれている
モンゴル人のファッション写真家の実家や兄弟のゲルがある。

取材が終わって時間があるときは、
よく遊びに行って馬乳酒を飲んだり、美味しいジャガイモを食べさせてもらっている。

草原だけでなく、川や森、奇岩なども近くにあるし
何より娘と同年代の子が複数いるので今回はここを選んだというわけだ。

娘には非常におあつらえむきな場所だが、
大きな展開がないだけに、僕はここで何を撮影しようかと悩んでいた。

実はタムロン18-270mm F3.5-6.3 Di Ⅱ[B008]のwebギャラリー
「旅の鼓動、写真家の視点」に撮りおろしの新作発表をお願いされていたのだ。
(お願いされたのは、なんと出発の数日前!)

まぁ、とはいえ引き受けた以上、プロとして然るべくイメージをもちつつ、
毎日ゲルから同じ風景を眺めてはシャッターを押して行った。

タムロンのwebでの発表はこれからだが、
その前にちょいちょいブログで裏ネタを交えて書いていこうと思っている。

毎日いくら眺めても草原と空とゲルと家畜という組み合わせ
どうする、おれ

草原でやっちゃいけないことはないと伝えたら
さっそくかまどで火遊びをはじめた娘。

綿毛を飛ばす娘。
しかし、いいボケが得られますね、タムロンさん(笑)



仙台七まつりに行って来ました!

娘と2週間楽しんだモンゴル二人旅から無事帰国したものの
翌朝からは仙台七夕まつりに泊まりで行ってました。

昨年は東北の祭りを追いかけて
青森ねぶた、秋田竿燈祭り、仙台七夕まつりと行脚しましたが
今年は仙台の七夕まつりのみ。

オリンパスの「大人VS高校生」スナップバトル撮影会を
写真家・土屋勝義さんとともに楽しんできました。

撮影会は高校生を引率された先生がたも参戦したので
結局は40数名が参加するバトルとなり、大いに盛り上がりました。

優勝者にはなんとオリンパスPENデジタルがプレゼントされるから
懸賞応募よりも当選確率が高いです。

結果は23日19時から
オリンパスライブというUST番組をチェックしてみてください。

当日、入賞作品を決定します。

カメラを向けるとポーズをすかさずポーズをとってくれるのが土屋アニキ!

仙台のイベントでよく見かけるコスプレワンチャン

女子高生らと記念写真におさまってるし。。。

真剣に撮るムック

土屋アニキのまわりにはいつも人であふれている

そうだ、いい感じ。

いつだってポーズをとってくれる〜

う〜ん、高校生ではないような。。。ぼそっ

パパになる前日の山下先生!
すみません、お顔は画面に収まりませんでした。
しかし、75mm F1.8のボケは美しいですね。お子さん誕生記念に1本どうですか。
いやはや、おめでとうございます。
すみれ〜 SMILE〜

だ〜れかな?以下の3名のいずれかですwww

おっっちゃん、やってる?

目線は土屋アニキに

目線は土屋アニキに

地面置き記念撮影

イケメンの元教え子たちに声をかけられた横山先生。うれしいよね!

いいんじゃない、なかなか。そうでしょ〜

大人気、土屋アニキ!