2016年9月5日月曜日

さがみはら写真新人奨励賞受賞報告。

このたび、私の写真集『New Type』 が
「さがみはら写真新人奨励賞」をいただきましたことを報告いたします。

この写真集は、2012年にモンゴルで印刷・出版した写真集『CHANGE』の続編にあたり
「ないものはない」時代を経て、「当たり前に物がある」時代に変わったモンゴルの日常を追ったモノクロ作品です。

撮影にあたっては、被写体になっていただいた方々から
多くの友人知人に大変お世話になりました。

制作においては、出版社の日本カメラさん、
編集者の吉野千枝子さん、デザイナー三村漢さん、
東京印書館の敏腕プリンティングディレクター高栁昇さんをはじめとした皆様にご尽力いただき、構成から紙質、印刷クオリティまで悔いなく仕上げることができました。

また、出版後に記念トークショーを開催させていただいたり
素晴らしいカメラとレンズを開発いただき、毎回取材前後の清掃点検でいつも完璧な状態にしていただいているOLYMPUSの皆様にも心より御礼申し上げます。

もちろん、この写真集を購入いただき評価していただいた多くの方々、
賞に推挙していただいた方々、親愛なる家族の協力がなければ、
このような名誉ある賞をいただくことはできませんでした。

さがみはら写真賞へは、2011年から何度か推挙していただいていますが、そのたびに落選。
今回ようやく手に入れることができ、喜びもひとしおです。

1998年春に竹内敏信事務所を卒業してから大分経ちますが
未だに「 新人 」として扱っていただける写真業界の寛容さに
「初心忘るべからず」と胸に言い聞かせている次第です。

今年は本厄なので「活動は控えめ」にと思っておりましたが
金髪にしたり、クラウドファンディング写真集『北上川河口物語~未来へのメッセージ~』の制作出版をしたり、
個展「NINJA~モンゴルの金鉱山労働者たち~」を開催したり、
東京写真月間2016「アジアの写真家たち モンゴル」のサポート役を務めたりと
いつも以上に充実した年を送っております。

そこに今回の受賞の知らせが届き、言葉にならない喜びを感じております。

写真家としてはまだまだ未熟で、学ぶべきことやりたいことがたくさんありますが
今後もこれまでと変わらず応援していただければ幸いです。

来年はモンゴルへ行き始めて20年のメモリアルイヤー。
新作取材をするとともに現地で写真展を開催できるように努めます。


2016.9.5 清水哲朗

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